以前参道や境内に美しい苔が敷き詰められた神社を4ヶ所紹介した。また新たに4ヶ所、境内や参道など随所で美しい苔を見ることのできるおすすめの神社を紹介したい。
喜入南方神社 (鹿児島県鹿児島市)
薩摩半島を鹿児島市から南下すると喜入という街がある。そこから林道に入り進むと神社の入口があらわれる。
広がる緑の絨毯。この神社は境内までの参道が苔に覆われている。キレイだけどどうしても踏んづけてしまうので困っちゃう。
もとは諏訪上下大明神、つまり信州の諏訪神社である。鹿児島県には御祭神である建御名方神(タケミナカタノカミ)から名をとった南方(みなかた)神社が多い。こちらはみなみかた神社と読む。
こちらは非常にロケーションがよく、映画の撮影にも使われたようである。
杉原神社 (高知県越知町)
高知県越知町、仁淀川沿いから車で2,30分程度登り、駐車場から15分程度石段を登った先にあるアクセス難度の高いところに鎮座する神社。
人のこない苔むした境内に巨木が立ち並ぶ様は壮観。
この横倉山はクサリサンゴや三葉虫などの化石が出てきている古い地層で珍しい植物が多く自生しており、朝ドラでも話題となった牧野富太郎博士のフィールドワークの地だったこともあり劇中でもたびたび登場していた。
八宮神社 (埼玉県小川町)
埼玉県小川町駅の槻川沿いに鎮座する神社。駅からバスでアクセスすることができる。
木々に覆われ暗い参道を進むと、
びっしり苔に覆われた聖域のような空間が広がる。
なおこの辺は小川町の市民の山仙元山の登山口でもある。標高299mで気軽に登れる山なので小川町来訪の際は是非登ってみてはいかがだろうか。
加蘇山神社 (栃木県鹿沼市)
栃木県鹿沼市の西の山中に鎮座する神社。
開けた場所にある里宮から林道を進むとあらわれる境内は苔、石段、巨木など魅力フルコース状態である。ちなみにこのあたりは熊出没地域。
鳥居前の広場のような空間に車を停める。
おすすめしたいのは石段を挟むようにそびえる巨杉に光る苔。
大きいというだけでも当然圧倒されるがキレイな苔が纏わりついて輝いている。これはずっと佇んでみていたい光景。
境内も神域と呼ぶに相応しい空間。上級者はここから山道に入って千本桂をみながら奥宮を目指すのだが、あまりの草木生い茂りっぷりに断念した。クマもだがダニとかもこわい。
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