【ミニレポ】北総の御神木たちを巡る【御朱印】

神社の魅力、異世界のような空間を作り出している要素の重要な一つは巨木である。

巨木が見たい」…と常日頃から思っているものの日帰りとなると行ける場所は限られる。もともと千葉県北部でいくつか神社を巡る計画を立てていたのもあり、今回は印旛沼周りの北総エリアから九十九里の近くまで県北部の巨樹を訪ねることにした。

北総巨樹神社ツアー

津田沼駅のレンタカー屋からスタート。

東京周りの道は基本休日は混む。それもあって県境を超えてから車を借りるのだが正直津田沼ではまだ都心に近すぎた気がする。行けるところまでは電車で行くというのが数巡る上で重要である。

千葉県内でコンパクトSUVのクラスを頼むと比較的お目にかかりやすいというCX-30をお供に印旛沼方面を目指し東へ向かう。

臼井総鎮守八幡社

恥ずかしながら下調べ不足で巨樹があるとは知らず、雰囲気が良さそうというのと御朱印目当てで参拝した。

猛烈な暑さの中オアシスのような参道を通り拝殿へ。

臼井氏(千葉氏から分かれた氏族)中興の祖、興胤公が筑前での戦いの勝利の折に戻って宇佐八幡から勧請し創建したという。

枯死した大楠

社殿左手には臼井輿胤が宇佐八幡から持ち帰り植えたという楠がある。

幹回り9、10mの巨木だったが現在は枯死して、その根幹がご神木として保存されている。脚だけでもすごい存在感である。

御朱印

社務所は無人かと思いきや、インターホンを鳴らすと御対応して下さった。

麻賀多神社

何度か訪れたことのある神社だったが近くだったので数年ぶりに参拝。

麻賀多神社
〒286-0003 千葉県成田市台方 字稷山1概要成田の西の方、印旛沼近くの国道464号線沿いに鎮座する神社。この神社は名前に「麻」の字が入っており、社紋は麻の葉がデザインされている。千葉県は現在より二千年以上昔、阿波国(徳島県)より麻や穀...

このあたりは「うなぎ街道」と呼ばれ鰻屋が軒を連ねる。印西市から印旛沼を渡りうなぎ街道を進むと麻賀多神社が鎮座する。

森に囲まれており参拝後は歩きながら森林浴を楽しんでも良い。

東日本一の大杉

社殿左手奥に「東日本一」を名乗る巨大な杉がそびえ立つ。

幹回り9m、高さ40m、樹齢なんと1300年を超える規格外の杉であり、周りを一周できるようになっている。

御朱印

以前頂いた御朱印帳と御朱印。月の中の限られた日しか受けられないので要確認。

賀茂神社

成田市から南東方向、山武市に鎮座する神社。日向という駅が最寄りになる。

神社の詳細はあまり情報がなくわからないが、有名なのは御神木の大杉である。

山武市下最大の大杉

滑らかで線が斜めに伸びる特徴的な大杉は、室町時代の将軍足利義政のころに植樹されたと伝えられ、樹齢約500年と推定される。幹回りは6.5m、高さ35m。

振り返ると存在感の凄さがよくわかる。堂々たる佇まいである。

松山神社

匝瑳市松山に鎮座する創建1200年を超える古社。

かつてこの地は米が実り麻の茂る肥沃な処と云う意味で「さふさ」といわれ、「匝瑳」はその中心地だったという。境内社も多く社叢も見事なのだが、何より社殿横にそびえる巨杉が目をひく。

杉の木では市内最大の巨木

社が小さいのか?と勘違いしそうになるが、木が巨大なのである。

樹齢850年で幹回り8m、高さ29mの巨木は社殿の真横にあり、柵などに覆われているわけではないためより大きなインパクトを感じる。

荒々しい根。素敵。ずっと見ていられる。

御朱印

社殿に書き置きのものがあった。見開きなどいろいろな種類の御朱印があったので興味のある方は是非参拝してもらいたい。

津田沼へ高速を飛ばして無事返却。このあとG○ogleのレビューで高評価だった大衆居酒屋に意気揚々と入り熱くない肉料理や薄くて飲みやすいお酒に舌鼓を打って帰ることとなった。

まとめ

北総のいいところは平地のイメージがありながらちょっとした丘にジャングルのような森林が形成されていたり、それでいて房総南部の様にヤマビルに襲われる心配がないところである(個人の感想)。マダニとかいるのかな?調べるとやはり南部によくみられるそうだが。

香取神宮のように大きくて有名な神社はそれほど多いわけではないが、知る人ぞ知る名社がそこかしこにある魅力的な土地なのでまだまだ回りきるには時間が必要そうだ。

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