水屋神社

〒515-1505 三重県松阪市飯高町赤桶2507

概要

三重県松阪市と奈良県の宇陀市をつなぐ国道166号線沿いに鎮座する神社。

千余年前、大和の春日大社の安在所(天皇が臨時に滞在する場所)として天児屋根命を祀ったのがはじまり。大化4年(648年)奈良の三笠山から素盞嗚尊、龍神姫尊、櫛稲田姫尊を勧請、和銅3年(710年)興福寺東門院領となり、関ヶ原合戦以降伊勢領となる。

むかしお伊勢さまと春日さまが伊勢・大和の国境を決めようということになり、川に笹舟を流し礫石を投げ入れ笹舟が留まったところが国境だとして、現在の三重県奈良県の境にまたがる高見山が境になったという伝説がある。その礫石が水屋神社の裏手に流れる川の約600m下流にある巨石だという。

境内は大木が多く、社殿は左右を巨大な楠と杉の木に挟まれている。しかしなんといってもこの神社のシンボルといえるのは社殿裏にそびえ立つ御神木「水屋の大楠」である。春日大明神・稲荷大明神を祀っているこの大楠は幹回り13mを超える三重県でもトップクラスの巨樹で、このためだけに訪れる価値がある。

おすすめ度:★★★★☆

  秘境度:★★★☆☆

御祭神

天児屋根命 (あめのこやねのみこと)、素盞鳴尊(すさのおのみこと)、龍神姫尊(りゅうじんひめのみこと)、櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)、その他天照大神など14柱

レポート

地名にもなっている赤桶が目印
水と関わりの深い神社で、約700メートル西に「閼伽桶(あかおけ)の井」がある これはそれとは別
道路沿いの入りやすい神社の入口
大きな木々に囲まれた気持ちのいい境内
社殿左には巨大な楠がある
そして反対側には巨杉と、巨木に挟まれている
しかし社殿裏に最大の巨クスがあるという
「水屋の大楠」樹齢1000年以上と言われ天然記念物に指定されている
根がとにかく立派である
社殿右手から向かうと「大楠社」と刻まれた鳥居
水屋の大楠前には小さな社がある 春日大明神と稲荷大明神を祀る

例祭

3月23日(令和6年) 春季大祭 11月23日(令和6年) 秋季大祭 その他祭礼あり

アクセス

 車:紀勢自動車道勢和多気インターより約30分

徒歩:JR松阪駅より三重交通バス スメール行 向赤桶下車徒歩約2分

駐車場

あり

出典:由緒書

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