仁科神明宮

〒398-0003 長野県大町市社宮本1159

概要

長野県大町市に鎮座する天照皇大神を祀る神社。

創建年代は不詳ながら、伊勢の皇大神宮の御厨みくりや(伊勢神宮に神饌を貢進する所領)であったこの地に勧請され、この地を支配していた仁科氏が神事など400年の長きに渡って奉仕を怠ることなく守られてきた。仁科氏が滅びてからも松本藩主小笠原貞慶が神領として朱印15石を寄進し、以降も代々神領を保っていったという。伊勢神宮にならい20年に一度の式年遷宮を600年以上に渡り続けられてきた歴史があり、現在の本殿などは1636年に造営されたものである。

9月には例祭が行われ、県無形民俗文化財に指定された太々神楽が奉納される。大杉など多種多様な樹木に囲まれた社叢林は長野県指定の天然記念物に、また拝殿の裏の中門本殿とそれをつなぐ釣屋国宝に指定されている。善光寺や松本城などに知名度は及ばないかもしれないが、数百年にわたって修造を繰り返しながら遺ってきた歴史遺産は大いに見にいく価値があると思う。

おすすめ度:★★★★☆

  秘境度:★★★★☆

御祭神

天照皇大神

レポート

神社手前からは大町市ののどかな風景
駐車場すぐのところに三本杉
三本杉中央の一本は昭和54年突風により倒れたという
参道が左に折れ、その先に鳥居が立つ
個人的に神明鳥居の先に広がる境内は最も聖域感を覚えるのである
拝殿かと思いきやこれは神門である
1636年造営の、日本最古の神明造ということで国宝に指定されている本殿
神門の先にある拝殿
右側が中門、左手が本殿でそれをつなぐのが釣屋 いずれも国宝

例祭

9月第3月曜日 例大祭 前日例祭宵祭 その他祭礼あり

アクセス

 車:長野自動車道安曇野インターより約30分

徒歩:JR安曇沓掛駅より徒歩約40分

駐車場

あり

出典:由緒書・神社公式HP・神社辞典

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