染谷佐志能神社

〒315-0007 茨城県石岡市染谷1856

概要

茨城県石岡市にそびえる龍神山に鎮座。新治 (現在の茨城県西部、桜川市・筑西市あたり)国造に任じられた佐白公が祖神を祀ったのがはじまりという。佐志能とは佐白が転訛したものといわれている。もとは村上村にあり村上神社と称されたこともあったが分村して染谷村ができ、染谷の地域に入ったことから村上村には村上佐志能神社が新たに創建され、2社に分かれることとなった。

ほぼ平坦な参道を進んでいき、石鳥居が見えてくるとそこから一気に急登になる。登りきると巨大な岩壁「屏風岩」があり、右手に神社社殿がたつ。屏風岩には「風神の穴」があり、指を入れると雷鳴が轟くまで抜けなくなるという伝説がある。夏にはこの穴から黒雲が起こり雷神が現れ雨を降らせるという。境内には社殿のほか境内社もあるが、いずれも崖際にあったりするので足元に気をつけて参拝する必要がある。

一対の関係である村上佐志能神社と同じ4月19日に行われる例祭では「染谷十二座神楽」が奉納される。400年の歴史があり、今も残る数少ない里神楽として市指定有形民俗文化財に登録されている。

おすすめ度:★★★★☆

  秘境度:★★★★☆

御祭神

豊城入彦命 (とよきいりひこのみこと)、高龗神 (たかおかみのかみ)

レポート

JR石岡駅からバスに乗る 駅舎の山の絵は龍神山にもちょっと似ているがおそらく筑波山
常陸風土記の丘の近く、この道で合ってるのかとやや不安になる
神社の入口が現れて安心 左手には霊園がある
ここからはストリートビューからも外れる未舗装路
林道の先に鳥居がみえてくる
異界への入口
うわぉ…てなるくらい一気に登る階段
崖の上に立つ社殿がみえる
染谷佐志能神社の社殿 岩肌と崖の間に鎮座する 左手の巨大な岩は屏風岩と呼ばれる
指を入れると雷が鳴るまで抜けなくなるという世にも恐ろしい「風神の穴」がある 冬前に突っ込んだら半年は動けないかもしれない

例祭

4月19日 例祭

アクセス

 車:常磐自動車道石岡小美玉スマートインターより約12分

バス:JR石岡駅より関鉄バス柿岡車庫行き 村上下車徒歩約20分

駐車場

なし

参考・出典

・由緒書

・『茨城県神社誌』茨城県神社庁 出版 茨城県神社誌編纂委員会 編 1973年

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