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2024年の年の瀬に愛媛県は松山から宇和島にかけての山間部の神社を目当てに計画を立てた。なんとなく四国・愛媛は温暖な気候というイメージを持っていたが所々で「思い知らされる」旅となった。
初日:陸路で西条・松山へ
兵庫から愛媛入り
年末の東海道新幹線ののぞみ号は全て指定席となっている。理由あって兵庫で車を借り兵庫で車を返すということで相生に向かうということで早朝、自由席のあるひかり号に発車1時間前から並ぶという気合の入れようで無事席を確保した。
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途中岡山での沿線火災で到着が40分遅れるなどいろいろあったがここは早足で瀬戸大橋を渡り愛媛県入りする。
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夕方から西条市の神社を巡る
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目的の西条市に着く頃には早くも日が暮れる。わかってはいたものの流石に相生からは遠かった。
こちらは天満神社。小高いところにひっそりと立つ神社であるが、
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社殿左になにやらデカいものがいらっしゃる。
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天満神社の楠。
境内前の説明書きによれば樹齢は明らかではないものの目通り9.4mで、枝張りは東に18m、西17m、南24m、北25mというまさに一本で境内を覆う巨大樹である。
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大興奮。
以前西条に訪れた際に参拝した伊曽乃神社と石岡(いわおか)神社も再訪。
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松山の夜
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松山で一泊。郷土料理店はことごとく満席だったがギリ入れたイタリアン「アマーレアマーレ」で県産の魚介などを使った料理を食べれて満足。どころか全部絶品で大正解だった。
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2日目:雪深い四国最後の秘境へ
この旅程の肝である愛媛山間部の秘境神社を目指し出発する。
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松山城はマストで見にいく。高校生のとき訪れた際には夏休みにまさかの改修工事で入れなかったのでリベンジ。
四国の軽井沢・久万高原
松山から南東部に位置し、四国山地に囲まれている高原地帯であることで夏は冷涼、冬には積雪がある久万高原町。なんとあの藤岡弘、さんの出身地である。
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松山と打って変わってしっかり雪が積もっている中、まず道の駅天空の郷さんさんに立ち寄る。町の公式サイトによると久万高原町はトマトなど夏秋野菜に特に力を入れているのだという。真冬に来てしまった。
続いてここからほど近い「どうらく食堂 ちか坊」へ。
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いわゆる定食屋でカレーやうどんメニューもある。
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メインの揚げ物はもちろんのこと、付け合わせの煮物がとても美味しい。店の雰囲気もよく大満足で出る。ただ食事がくる直前に隣国の航空機事故の速報を見てしまったことで一気に気分が沈んでしまっていた。規模は違えど安全運転を心がけようと気を引き締める。
久万小田郷総鎮守三島神社
店からおよそ3キロ南に三島神社という大きな神社が鎮座する。
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宝亀四年(773年)大三島の大山祇神社から勧請された。
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境内には巨大な杉の木がたつ。
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見逃してしまいそうになるが、社殿左手の林の中にも大きな個体があり、天然記念物の看板がある。
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足を滑らせないよう降り、出発する。愛媛県にまったくイメージを持っていなかった雪景色である。
三社神社・渋草八幡神社
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さらに東の山中を進んだ先に三社神社がある。
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広島の厳島神社から勧請したということで、
湍津比売命(たぎつひめのみこと)・田心比売命(たごりひめのみこと)・市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)を祀る(愛媛県神社庁より)。
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境内は聖域のような空間だが、横を流れる川に驚く。
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エメラルドグリーン。観光地化されていない神社でこの景色を独占できるのは贅沢。
続いて渋草八幡神社。
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現存天守さながらの急階段を登った先には苔むした参道と特徴的な社殿。
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神亀5年(728年)の創祀、延久元年(1069年)源頼義の命により越智親経が八幡宮を勧請した(愛媛県神社庁より)。
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日本最大級の桂
四国最後の秘境と呼ばれる大成(おおなる)地区に巨大な桂の木があるという。
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九十九折りの山道を登っていくと少しずつ雪の量が増えていく。入口の看板に車で10分と書いてあったが冬は例外である。もう帰り道が怖い。
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幸い雪対策はしていたこと、またそれなりに訪れる人がいるようで慎重に進めば問題なく辿り着くことができた。
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車を停め、「初瀬の大桂」すぐそこという看板に従い進むと本当にすぐそこにいらっしゃった。
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でかすぎる。
改めて「初瀬の大桂」環境庁の調査では一本の木とみなされなかったため幹回り3.2mと記録されているが、もし一本として計測した場合28mとなり蒲生の大クス(鹿児島県)を超え堂々の日本一の巨木ということになる。
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ハシゴを使って下の方にもいけるようだが滑りそうなのでやめておいた。夏場ならいけるだろうか、虫が凄そうである。
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ヒヤヒヤながらも無事に下山、相峯神社なども行きたかったが思ったより遅くなったので断念。
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道の駅みかわに立ち寄り宇和島へ向かう。
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途中で高知県梼原町の三嶋神社へ参拝。
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街並みが何やら煌びやかな梼原町である。
宇和島到着
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しっかり夜になって宇和島に到着。途中の道は雪もなく安心して運転できた。
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この日は宇和島鯛めしなど郷土料理を出す和日輔へ。
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宇和島まで来た意味をしっかり確保する。
後編へ続く。。
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