大将軍神社|牛馬守護と城攻め踊りが伝わる社

〒880-2323 宮崎県宮崎市高岡町浦之名4149

概要

大将軍神社は、集落約70戸の産土神として崇敬を集めてきた神社である。

もとは田之平集落に鎮座していたが、明治3年(1870年)、現在の川原田集落にある伊勢神社に合祀された。その後も大将軍社として信仰され、牛馬守護の神として広く知られていた。かつては諸県地方一帯の農家が大将軍神社の守札を受け、馬屋に貼って牛馬の安全を祈願していたという。

創建年代は明らかではないが、社伝によれば黒岩喜右衛門の先祖が出雲国から勧請したことに始まるとされる。この伝承は、神社に奉納される「城攻め踊り」の歌詞にも残されており、大将軍が36人を伴って出雲から当地へやって来た様子が歌われている。祭礼が行われていた旧暦8月8日は稲の収穫期に近いことから、城攻め踊りには牛馬守護だけでなく稲の豊作を祈る農耕儀礼としての性格もうかがえる。『宮崎県近世社会経済史』(1958年)によれば、祭神は武甕槌命と経津主命とされる。いずれも武神として有名だが、同書では農業神として解釈されている。

県道から苔むした石段を登った小高い所に鎮座しており、境内には至る所に洞穴がある。この穴は霧島山まで続くと伝えられ、大将軍神社の牛馬信仰と霧島の作神信仰との結びつきが指摘されている。また境内から石段下まで流れ落ちる湧水など見どころの多い神社である。

参拝情報

 所要時間:10〜30分

おすすめ度:★★★★☆

  秘境度:★★★★☆

行きやすさ:★★★★★

  駐車場:なし

御祭神

武甕槌命 (たけみかづちのみこと)、経津主命 (ふつぬしのみこと)

境内・参拝レポート

県道359号沿いに入口がある
薄暗い森へ入っていく
ひたすら石段を登っていくと鳥居が見えてくる
わかりにくいが、階段右側の枝が散らばっているあたりに水が流れ落ちている
大きな木があり、大将軍神社の社殿がある 右側の社殿は伊勢神社
本殿はなぜか鮮やかなブルー
境内には洞穴のようなものがちらほら

例祭

9月第2日曜日 例祭

アクセス

 車:宮崎中心部より約25分

バス:宮崎交通バス 川原田口 下車徒歩約3分

参考・出典

・『祭礼行事 : 都道府県別宮崎県』高橋秀雄・山口保明 著 編 おうふう 出版 1998年2月

・『宮崎県近世社会経済史』小寺鉄之助 著 宮崎県史料編纂会 出版 1958年

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