〒882-1102 宮崎県西臼杵郡高千穂町押方6417
概要
宮崎県高千穂町の中心街から車で15分程度山道を進んだところに鎮座する神社。
創建年代は明らかでないが、古くより中畑大明神と称し熊本県の阿蘇国一宮・阿蘇神社の外宮とされた。御祭神の建磐龍命は阿蘇神社の御祭神である。筑紫の国統治の命を受け阿蘇へ向かう途中丘に立ち寄り四方を見渡したといい、のちにその地は国見ヶ丘と呼ばれるようになる。現在は雲海スポットとして人気の国見ヶ丘の西方ふもとに中畑神社がたつ。明治6年(1873年)村社になり五ヶ瀬神社と改称したが昭和10年(1935年)中畑神社となった。現在の本殿は棟札によれば天保年間(1840年と1842年)に建てられたものだという。その後も屋根の葺き替えなどを経て現在に至る。
神社への道は細く、車幅があるとかなり苦労する。街中心部からバスもあるようだが本数が少ない。なんとか辿り着いた鳥居の手前には異形の御神木大杉が聳え立つ。この杉を見にくるだけでも価値がありそうだが、参道や境内も大きな杉が林立する秘境空間となっている。高千穂神社、天岩戸神社だけでなく是非足を伸ばして参拝に訪れてもらいたい。
おすすめ度:★★★☆☆
秘境度:★★★★★
御祭神
建磐龍命 (たけいわたつのみこと)
レポート
例祭
4月18日 例祭
アクセス
車:道の駅高千穂より約15分
バス:高千穂町バス押方線籾水崎行き 中畑下車徒歩数分
駐車場
あり
参考・出典
・『高千穂:その風土と民俗』観光資源保護財団 出版・編 1976年
・『宮崎県の近世社寺建築 : 近世社寺建築緊急調査報告書』宮崎県教育委員会 出版 宮崎県教育庁文化課 編 1982年
・国見ヶ丘 看板
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