神社を旅する とは
ふと日常からはなれたい、と思ったことのある人は多いと思います。仕事でもプライベートでも、テレビをつけてもYouTubeを見ていようが現実から逃れることは難しい。そんな現代では日常どころか異世界に飛んでいきたいという人もいるようですが、そんな現代に残る異世界の入口があります。
それは神社です。
街中に、山奥に、海岸に、私は異世界感を求めて秘境神社を探してきました。
熊が出る、猪が出る、ヤマビルが這い出てくるという深山幽谷の中を歩き回るにつれ、どれほどの苦労が、と思わせるような立派な社殿が建てられ、自然現象や災害の中で先人たちがどれほどの思いで神社を建て祈りの場を創ってきたのかということを考えずにはいられず、またそれらが一千年単位の時代を経ても残り続けてきたという事実に思いを馳せるのです。
秘境神社巡りをしていると驚くほど雑草が伸び放題昆虫の楽園と化している神社と出会うことが多い。雰囲気だけ見ればとても面白く、見るものを惹きつける魅力に溢れているのは事実ですが、そのような神社に待っているのは「廃墟」と化す未来しかありません。自治体が管理しているとしても金がなければ社殿・境内を含めた空間を維持することすら厳しい現実があります。
それらを紹介し、例えば山奥にひっそりと佇む人々から忘れ去られたような神社が、本当に忘れ去られることのないようにというのがこのブログの目的です。 余計なお世話かもしれないですが、このブログを見て少しでも神社に興味を持つ人が増えれば幸いです。
筆者について
むらぴよと申します。
2017年から御朱印目的で神社巡りを始め、主に都内の神社や地方の有名神社をメインにまわっていたのですが、2020年自粛解除後に参拝した山梨県の軍刀利神社に感動し、あまり人のいない秘境感溢れる神社を探すようになりました。
神社のブログは多数ありますが、秘境メインに取り上げるものがあまりないのと、キレイでわかりやすい写真が少ないなと思ったのもこのブログを始めたきっかけの一つです。
参拝スタイル
私は秘境感と心安らぐ雰囲気をも求めて神社をまわっており、スピリチュアルな感覚は全く持ち合わせていないのでご了承いただきたい。正直真冬の寒空の下で震えながら手水で清める必要はないと思っています。そうだ 神社、行こう。ぐらいのノリでいいと思います。 秘境というのは単純に街からの距離や荒廃具合で決められるものではなく、その場所・空間を残そうとした人々の存在がとても大きいと考えています。 このインターネットの発達した時代においては簡単に見つけることができ、訪れる人々の行い次第で簡単に破壊されてしまうものです。先程も述べたように神社というものは移築などあれど千年単位で維持されてきたものであり、今後もまた残していくべきものであると考えています。自然や環境を守らなければならないように、人々の祈りの場もまた守り続けていかなければならないと思います。
ブログの見方
このブログで表示しているおすすめ度、秘境度というのは完全な主観であり、当然人によって感じ方は変わるものであると思います。あくまで個人的な尺度であり神社そのものの評価を決めているような上から目線なものではないことをお伝えしておきます。 基本的には神社の説明、見所を紹介し最寄駅、または駐車場からの参拝時の順路の風景や様子、境内の雰囲気を伝えるような形式になっています。たまに1日の参拝記録のレポートのような記事を載せたりしながら、というのも考えています。記事更新の後に再び参拝した場合には随時写真を追加更新していく予定です。