引き続き2023の夏に美濃国を走り回った記録を書きたいと思う。
前回の記事はこちらから
相変わらず行ったところをだらだら記すだけなのでオチみたいなものはないことをご容赦いただきたい。。
郡上を後にして、信州にもある名社へ
二日目朝、郡上を観光
郡上八幡を散策したり、
名の由来となった八幡神社に参拝したり、
郡上八幡城を観光。そして町を出て次の神社へ。
巨杉と巨石のロマン 戸隠神社
少しずつ天気が良くなってきた。
遠い神社を目指していたのだがその道中、何やら大きそうな神社への道標看板をみつけた。
とりあえず引き返してみると、参道に巨大な一本杉があり、奥には森を背負った朱の鳥居が立っていた。
御祭神は手力男之命で信州戸隠神社とおなじだが、「戸隠神社」となったのは明治時代。もとは九頭宮と呼ばれていたという。
この神社最大の見どころは本殿横に鎮座する奇岩・重ね岩である。
あの有名な長野県の戸隠神社の謂れは、宮崎の天岩戸を手力雄神がぶん投げそれが落ちた場所だというもの。ここの重ね岩は、信州戸隠神社に落ちる前にポロッと落ちたかけらが元あった岩に乗っかってできたものだというなかなかのトンデモ由緒なのである。
ただ、絶妙なバランスで乗る岩、宮崎から戸隠神社までのレイライン上にこの岩があることから起こった言い伝えなのだろう。
他にも大きな岩がゴロゴロ。
厳かな社の雰囲気とギャップを感じる御朱印を拝受。
思いがけない神社との出会いに感謝し出発。
昼食〜山の中の秘境 神渕神社
いつの間にかいい時間になっていたので、昼飯処を探す。
七宗町の手打ちそば屋
目的地の近くに手打ちそば屋があるので向かってみる。
すごい待たせますと案内に書いてあったがそんなでもなく運ばれてきた。
絶品。天ぷらを食べたあとのそばのつゆでスッキリする感じが絶妙である
あまり見かけないような気がするズッキーニの天ぷらも美味しいし色々な葉っぱの天ぷらがパリパリで美味しい。
季節によっては山菜をとりにいって天ぷらにしているとのこと、また神社をまわってる話をしたらこれから行く神社をおすすめしてくれたりと、人の良い店主さんとの交流も楽しみつつ店を出る。
秘境の一本杉 神渕神社
山の中、なかなかハードな道のりだという神渕神社へ向かう。
たしかに離合は難しそうだがまったく車とすれ違うことなく進んで行けた。
やがて鳥居を発見、車を停めヒル対策をし参拝。
広々とした境内。拝殿は石段を登ったところにあるが、その手前に大きな一本杉がたっている。
神渕神社のスギと呼ばれ国指定天然記念物に指定されている。
拝殿から本殿。水音も聞こえる静謐な空間だ。ヒルはともかくふつうに虫が多い。冬場のほうが楽な気がするがこの緑の鮮やかさは冬にはみれないなーともおもう。
次の参拝者がきたので退散。
下山中に見える風景が素晴らしい。
白山登拝の前宮 洲原神社へ
下山中も対向車に遭うことなく無事里に戻り、西へ向かう。
清流を見ながら日龍峯寺へ
街道沿いの清流をみながら日龍峰寺に向かう。
別名高澤観音という。国指定重要文化財の多宝塔を擁し、本堂は清水寺に代表される懸造り (かけづくり)で「美濃の清水」と呼ばれているとか。
歴史は深く、岐阜県下最古の寺らしい(日龍峯寺HPより)。
もう夕方に近づいてきたのでこの日最後の目的地に向かう。
長良川沿いの名社 洲原神社
その1の冒頭にも記した白山への美濃禅定道、その前宮にあたるのが洲原神社だという。
改めて行程をみるとこの日はだいぶハチャメチャなコースである。関東で例えると東京から横浜に行って最後八王子に向かっているような感じ?今回きたかった場所を全て回るためにこうなってしまったのは仕方がない。
街道から川沿いへ降りる細い横道に入るとすぐ鳥居がある。
川には大きな岩、神岩と呼ばれており注連縄が括られている。
参道の巨木並木を進むと立派な楼門。市の重要文化財に指定されている。
通るとすぐに拝殿。大きな舞殿かとおもったら拝殿だった。入母屋建築、檜皮葺である。
その先に本殿。
とても良い神社だった。夕方なので御朱印は貰えず。
宿を予約した関市へ向かう。
大手のホテルはとにかく安心。
アメニティ不足に悩まされることもなく快適な一泊。昨晩使いすぎた金の節約もかねて部屋飲みで終了。
その3へ続く
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