一色鐘鋳神社|飛翔獅子が見守る田園の社

〒963-6111 福島県東白川郡棚倉町一色カナイ神181

概要

福島県東白川郡棚倉町一色に鎮座する神社。浅川町との境界に近い田園地帯に位置し、周囲を田畑に囲まれた社叢の中に社殿が建つ。金山彦命(かなやまひこのみこと)を祀り、古くから一色地区の鎮守として崇敬されてきた。

棚倉町の『歴史的風致維持向上計画』によれば、神社には明和7年(1770年)から平成15年(2003年)に至るまで、さまざまな年代の札が残されている。棟札には明和7年の創建と文政12年(1829年)の再造営が記され、明治33年(1900年)の遷宮に関する札も伝わっている。

現在の本殿は、建築様式や彫刻の特徴から明治時代の造営と推定されている。拝殿の背後にある覆屋の内部に納められており、一間社流造、こけら葺きの建築となっている。

また、鐘鋳神社は福島県指定重要無形民俗文化財「お桝明神の桝送り行事」に関わる神社の一つでもある。この行事は棚倉町の玉野・福井・一色地区と浅川町の簑輪地区で受け継がれており、御神体とされる三つの枡を3年ごとに地区から地区へ遷し、五穀豊穣や無病息災を祈願するものである。各地区の神社境内には、枡を安置するための「御仮屋」と呼ばれる高床式の建物が設けられ、鐘鋳神社もその祭祀の場となっている。

境内はさほど広くはないが、建物などところどころ苔むしていて深遠な雰囲気がある。また昭和9年(1934年)に石工・小林和平が手がけた狛犬があり、獅子が飛び上がるような「飛翔獅子」と呼ばれる珍しい構図を特徴とする。子獅子も彫り込まれた精巧な作品で、この狛犬を見にくるだけでも価値がある。

参拝情報

所要時間:10〜20分

おすすめ度:★★★★☆

  秘境度:★★★★☆

行きやすさ:★★★★☆

  駐車場:スペースあり

御祭神

金山彦命(かなやまひこのみこと)

境内・参拝レポート

田園風景が広がる 鎮座地は福島県南端の白河市から東に進んだ棚倉町
神社…というよりただ森に入っていく雰囲気
しかしすぐに神社があらわれる
歴史を感じさせる石鳥居と古びた雰囲気の拝殿がみえる
なんといってもこの鳥居横に配置された狛犬が目を引く
「飛翔獅子」と呼ばれるスタイルで、福島県南地域にいくつか見られる
拝殿と、裏側に覆屋があって本殿がその中にある
「お桝明神の桝送り行事」に使用される「御仮屋」とみられる

アクセス

 車:東北自動車道白河中央スマートインターより約30分

徒歩:JR水郡線磐城浅川駅より徒歩約25分

参考・出典
・棚倉町『歴史的風致維持向上計画』PDF

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