飛騨山王宮日枝神社|老猿と大杉の言い伝えが残る山王宮

〒506-0822 岐阜県高山市城山156

概要

岐阜県高山市城山に鎮座する神社。大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀り、春の高山祭(山王祭)で知られる。旧社格は県社。

社伝によれば、永治元年(1141年)、飛騨守の平時輔が狩りに出た際、一匹の老猿に遭遇した。時輔はこれを射ようとしたが、獲物は見当たらず、矢は大杉に深く突き刺さっていたという。時輔はこの出来事を大山咋神が神使である老猿を救ったものと考え、その神威に感じ入った。そして、近江国から日吉大神を勧請し、片野の石光山に城砦の鎮護神として祀ったことが日枝神社の始まりと伝えられている。養和元年(1181年) 木曾義仲の軍勢である手塚太郎光盛の兵火にかかり社殿も兵火によって焼失した。しかし、神社は片野の住民によって守られ、杉ヶ平の元山王と呼ばれる地へ遷され、地域の産土神として信仰されるようになった。

その後天正13年(1585年)金森長近が飛騨に入国し、高山城の築城に際し代々守護神として崇敬していた日吉大神を慶長10年(1605年)に片野から現在地へ遷座し、城の鎮護神とした。元禄5年(1692年)、金森氏が転封となり飛騨は幕府直轄領となったが、その後も歴代の代官や郡代から篤い崇敬を受けた。神社は祈願所として大切にされ、社殿の修築や参詣が繰り返し行われたという。

日本三大美祭の一つに数えられる高山祭(他は京都祇園祭と秩父夜祭)は春と秋に行われ、秋は櫻山八幡宮の「八幡祭」、春に行われるのが山王宮日枝神社の「山王祭」である。豪華絢爛な祭屋台は国の重要有形民俗文化財に指定されている。

何よりも赤い鳥居の奥の石段を登った先の境内がとても気持ちがいい。清浄な雰囲気が漂っており、拝殿前の大杉は樹齢1000年の幹回り7mという堂々たる佇まいである。街から近くアクセスしやすい神社なのでぜひ訪れてもらいたい。

参拝情報

所要時間:20〜40分

おすすめ度:★★★★☆

  秘境度:★★★☆☆

行きやすさ:★★★★★

  駐車場:あり

御祭神

大山咋神 (おおやまくいのかみ)

境内・参拝レポート

神々しい雰囲気の一の鳥居 高山駅から歩いて向かうのも悪くない
猛々しい表情の狛犬
二の鳥居があり、左へ登っていく
賽銭箱には面白い仕掛けがある ぜひその目で見に行ってもらいたい
石段を登った先に社殿が立つ
堂々とそびえ立つ樹齢1000年の大杉
境内は凛とした空気が漂う
鮮やかな社殿の富士社

例祭

4月14・15日 山王祭(春の高山祭) その他各月に祭礼あり

アクセス

 車:中部縦貫自動車道飛騨清見インターより約30分

徒歩:JR高山駅より徒歩約22分

バス:高山濃飛バスセンターより高山市バス江名子・塩屋・三福寺方面 日赤前下車徒歩約12分

参考・出典

・神社公式HP

・『飛騨の神社』土田吉左衛門 [ほか] 著・編 飛騨神職会 出版 1988年4月

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