積田神社|春日大社との縁深い名張の古社

〒518-0441 三重県名張市夏見2162

概要

積田神社は、名張市夏見に鎮座する古社。神護景雲元年(767)、常陸国の鹿島から奈良の春日へ神を勧請(現在の春日大社)する途中、この地で祓いが行われたことに始まるという。境内近くには、その際に祓いを行ったと伝わる「一之瀬」の名が残る。御祭神の四柱も、春日大社に祀られている神様である。

天正年間の兵火で古記録の多くを焼失したものの、古くから春日信仰の霊地として重んじられ、春日大社の「奥宮」と呼ばれたとも伝えられている。また古い資料の中には『延喜式神名帳』の「宇流富志禰神社」は積田神社を指すという説も見られ、名張の古代信仰や式内社研究の面からも注目される神社である。

長く伸びる参道は大きな木々が立ち並び、厳かで落ち着いた雰囲気がある。参道の途中、左手には鏡池社がある。鏡池とは、鹿島大神が春日へ遷幸する途中に立ち寄りその姿が水面に映ったことから名付けられたと伝わる場所であり、社の周囲は苔に覆われており静謐な空間となっている。近くには神鹿像もあり春日信仰とのつながりを感じさせる。鳥居の先の境内には立派な大イチョウがそびえ立ち、長い参道とともに積田神社の印象的な景観を形づくっている。

参拝情報

所要時間:10〜30分

おすすめ度:★★★★☆

  秘境度:★★★☆☆

行きやすさ:★★★★★

  駐車場:あり

御祭神

武甕槌命(たけみかづちのみこと)、齋主命(いわいぬしのみこと)=経津主命 (ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、姫大神(ひめおおかみ)

境内・参拝レポート

名張川沿いに入口がある 社号標には「春日大社奥宮」と刻まれる
街中と思えないほど厳かな空気が流れる
灯籠と大きな樹木が異世界感を感じさせる
広々とした境内 祀られているのは春日大社と同じ4柱の神様

例祭

10月28日 秋季例祭 (『三重県神社誌  第3』刊行当時)

アクセス

 車:名阪国道上野インターより約25分

徒歩:近鉄大阪線名張駅より徒歩約20分

参考・出典

・『三重県神社誌  第3』三重県神職会 出版・三重県神職会 著・編 大正8-15

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