天神神社|信楽八郷の総鎮守として崇敬された古社

〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨485

概要

滋賀県甲賀市信楽町勅旨に鎮座する神社。主祭神は高皇産霊尊と大己貴命で、淳仁天皇を配祀する。

社伝では、第47代淳仁天皇が天平宝字5年(761年)に保良へ遷都し、翌天平宝字6年(762年)、勅願によって神社が創祀されたと伝えられている。現地の案内板ではこの際に高皇産霊尊 (たかみむすびのみこと)と大己貴尊 (おおなむちのみこと) を祀り、「天神宮」の社号を賜ったとされている。

また『日本地理志料』の信楽の項には、石川年足 (688-762)が高皇産霊神を祀り、保良都の守護神としたとの記述がみられる。さらに同書では、『日本三代実録』にみえる、貞観18年(876年)に従五位下を授けられた近江国の「天高結神 (あめのたかむすびのかみ)」について、「あるいはこれであろう」と当社との関係を推測している。あくまで比定説であり、「天高結神」が当社であることが確定しているわけではない。

※天高結神…9世紀の近江において実際に祀られ、貞観18年(876年)には朝廷から従五位下の神位を授けられた神。高皇産霊神と同一視する説がある。ただしその祭祀地は現在まで特定されておらず、長浜市の波久奴神社や当社・天神神社などに比定する説があるものの、いずれも確定したものではない。

古くは「天神宮」、「保良天神宮」と称し、信楽周辺の複数の村・郷から総鎮守として崇敬を集めていた。現地案内板では信楽八郷の総社であったとし、その後一郷が分離して七郷の総社となり、のちに各郷が分離し現在は勅旨地区のみを氏子区域としている。

参道には巨大な杉の木 (天神神社のスギ)が立ち、神社境内も市民の憩いの場にもなっているようである。車でアクセスする場合は、しばらく集落内の細い道が続くため対向車など気をつけて進む必要がある。

参拝情報

 所要時間:10〜30分

おすすめ度:★★★★☆

  秘境度:★★★★☆

行きやすさ:★★★☆☆

  駐車場:なし

御祭神

高皇産霊尊(たかみむすひのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、淳仁天皇(じゅんにんてんのう)

境内・参拝レポート

信楽に向かう国道307号から東に大戸川を渡った先の道に入口がある
参道の先、境内が広くなるところに「天神神社のスギ」
市民の憩いの場にもなっている
拝殿かと思いきやそうではないようだ
こういった、境内のど真ん中に立つ四方吹放しの建造物というのも滋賀県内でよくみる気がする

例祭

10月19日 出来日待祭 10月20日 例祭

アクセス

 車:新名神高速道路信楽インターより約7分

徒歩:信楽高原鐵道勅旨駅より徒歩約7分

参考・出典

・『滋賀県神社誌』 滋賀県神社庁 出版・滋賀県神社誌編纂委員会 編 1987.12

・『日本地理志料 : 古代地名辞書 上』臨川書店 出版・邨岡良弼 著, 浜田敦 開題 1966

・境内由緒書

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